作成日:2024/07/19
広島県と岡山県の建設業における大きな差について
令和6年7月19日 金曜日
広島県と岡山県の建設業では、売上高862百万円に対して、
岡山県は525百万円、経常利益は4431万円に対して、岡山
県は2399万円、自己資本は477百万円に対して、岡山県は
239百万円といずれも大きく劣っています。
売上高で337百万円・経常利益で2033万円・自己資本で
238百万円となります。
この違いはどこからくるのでしょうか、私なりに考えてみま
した。
こたえは建設業許可に関して、広島県と岡山県では大きな差が
あるからではないでしょうか。
まず第1に業者の表札というか看板というか、建設業者名をな
んで作成するか ? ということです。
広島県では、普通郵便受けにテプラーで張り付けて、それで通
しておりますが、なぜか岡山県では、わざわざ 「 テプラー 」
ではダメだと県のホームページに記載されています。
広島県で良いものが、岡山県でダメという理由が私には理解で
きません。
次に電話ですが、広島県に 「 電話番号は 絶対記載事項 」
かどうかを確認したところ、登録するときに絶対記載事項となって
いるため省略は出来ない、という返事でした。
通常は今使用している電話をそのまま記載しておりますが、なん
と岡山県では、 「 会社なら 契約が 会社でなければ ダメ 」
とのことで、わざわざ使用できるかどうか電話をして確認しておら
れます。
広島県のように、 「 電話なら なんでもいいよ 」 となぜ
できないのだろう、不思議な気持ちです。
次に事務所ですが広島県では、最初は事業がどうなるか誰でも不
安ですから、自宅の一室に机かテーブルを置いて、そこを利用する
ようにしています。
ところが岡山県では、最初から別室としなければ許可となりませ
ん。
これでは最初から経費がかかりすぎて、利益の圧迫となり、当然
経常利益は増えないし、自己資本もたまらないようになってしまい
ます。
この別室にしなければならない理由が、私には理解できません。
誰でも 「 そのうち 立派な事務所を 」 と希望をもって
事業を始めますから、それを待ってもいいのではないでしょうか
広島県のように、事務さえ出来れば、簡単なので良いのではな
いでしょうか ?
次に 「 経営業務の管理責任者 」 ですが、広島県では建
設業許可を受けていれば、5年以上常勤の役員で誰でも責任者と
なれますが、岡山県ではなんと 「 営業成績不良 」 の業者
はダメだということです。
具体的には、3か月以上の期間契約をして工事をしていないと、
工事をしていない期間は 「 認められない 」 私には信じら
れないことです。
法律のどこに 「 工事を受注して 施工 」 が、必要と記
載されているのだろうか ? 不思議な気持ちです。
もしこの契約をしていない建設業許可業者の、経営業務の管理
責任者が、何らかの理由でいなくなった場合には、広島県では今
いる取締役を、次の経営業務の管理責任者として、許可をそのま
ま継続できますが、どうも岡山県では取り消しになるようです。
こういうのを広島県では 「 ごろつき とか ろくでなし 」
というのです。
岡山県では広島県から見ると 「 ごろつき とか ろくでな
し そのうえ 馬鹿 」 と言われるのが好きみたいです。
岡山県では、他県との差がどうなっているのか、いつも比較して
業務をしていないのではと疑われます。こういうのを 「 馬鹿 」
と広島県では言います。
この経営業務の管理責任者とか専任技術者に変更があった場合
の取り扱いも、広島県と岡山では大きく違うようです。
まず広島県では通常その地位を引き継ぐ人がいる場合には、原
則は許可の条件に記載されている期間に提出する義務があります
が、遅れたからといってそのまま申請受付されます。
ひどいケースでは、取締役が辞任のためそのまま許可の期限が
来てしまい、更新書類を作成しているとき初めて気がつくケース
があります。
もちろん辞任した時点で変更の申請をして、更新許可を申請し
ますが、岡山県では、このようなケースはどうも認められないよ
うです。
私のお客さんの中には、もう何ヶ月かで次の経営業務の管理責
任者と出来るのに、取締役が死亡のため、どうすることも出来な
いので、広島県と相談して、現在の許可をそのままにして死亡届
を提出せずに、数ヶ月後に新規許可を申請して、許可の日に廃業
するという、廃業申請書を提出したケースがありました。
もちろんその当時は7年が必要でしたから、入社から7年で、
取締役の期間は当然数年間しかありません。
社員の時代は 「 補佐 」 を認めてもらいました。
このケースではもちろん条件がつきましたが、社長さんと相
談して条件を受け入れて継続しました。
たとえ少人数でも、そこで生活している人が悪いことばかりし
ているのなら別ですが、普通の建設業者ですから、生活第1で継
続を広島県から優先してもらいました。
どうも岡山県では数人の小さな規模か事業所では、 「 補佐 」
そのものが認められたケースがないようです。
不思議ですね。
このような事をしていると、常に岡山県の新規の建設業者は、
広島県と比べると5年遅れになってしまいます。
その事を理解しているのだろうか ? それがどれほど悪影響
をしているのか 「 馬鹿 」 には、わからないだろうなぁ ?
隣の県とは言え、不幸なことだと感じました。
広島県では 「 うちの 世話役 」 が独立して建設業を始
めるので、神田さん許可の手続きをしてもらえないだろうか ?
と社長さんから相談を受けたため、広島県と相談して 「 補佐 」
として認めてもらい、許可を取得しております。
もちめん従業員数名の会社です。
広島県で認められるケースが、岡山県で 「 何で認められな
いのだろうか ? 」 不思議ですね。それで良くなっているの
なら別ですが、最初見たとおり、はるかに広島県の許可業者の内
容が良いと思われます。
どうも岡山県では 「 建設業者 からの 税収 」 は、考
える必要がないのだと思われます。
「 税収 を 増やすな 人を雇うな 」 と指導しているよ
うです。
受lり上げが多く経常利益が大きな広島県の方が、税収のめんで
は、岡山県と比べ 「 はめかに 貢献 」 しております。
たとえ岡山県事態の税収は少なくても良いかもわかりませんが、
県以外の地方自治体は 「 広島県と 同じくらい 税収が 欲
しい 」 と思っていると私は考えております。
どうして 「 税収が 少ない 」 のが良いのか ? 私に
は理解出来ません。
もしかして、 「 岡山県の関係者は 税収を 考えていない 」
のでは 「 馬鹿 」 には、そのことさえわからないのでは、
としか言いようがありません。
私のお客さんで、不幸にして労災事故で5年数ヶ月休業給付を
受けられた人がいました。
経営審査では、数年前から10年の経験で技術者として記載し
ていましたから、休業中も当然技術者として記載して、労災の
治療が終了したらすぐに配置技術者として活躍できるようにし
ておりました。
どうも岡山県では、休業中は技術者として認められないよう
です。
労働者とか経営者に不幸があると、 「 これを見たか ? 」
とさらに不幸にしたいようです。
どうしてなんだろうかなぁ ? いつも不思議な気持ちです。
人を不幸にしさえすれば、それで十分とは、人間として本当
にそれでいいのだろうか ?
広島県で出来ることが、岡山県では出来ないのは、不思議な
気持ちです。
不幸で言えば、先に挙げた経営業務の管理責者とか事務所の
専任技術者が死亡したときの考え方に、大きな違いがみられま
す。
広島県では、まず人間としてどう対処するか ? 喪に服し
てから考えるが基本です。
だから、49日たってからゆっくり考えて新しい人を選んで、
申請書を提出します。
どうも岡山県では、人間性より建設業法を優先させるようで、
遅れて申請すると、大変なようです。
私はまだ数件のお客さんを岡山県にはありませんから、こん
なケースに出会ったおりませんが、あった場合は大変な目にあ
わされるようです。
何度も書きましたが、 「 人間性 より 建設業法 優先 」
とした結果が伴っていればいいのですが、どうも 「 人間性
優先 」 の方が、結果として良いようです。
なぜ、結果が悪いのに、 「 建設業法 優先 」 にこだ
わるのだろうか ? 不思議な気持ちです。
自分たちが日頃行っている行為で、岡山県内の建設業者が苦
しんでいるのが、よほど 「 嬉しいのかなぁ ? 」 私に
は理由がわかりません。
岡山県の職員さんは、広島県側から 「 ごろつき とか
ろくでなし その上 馬鹿 」 と見られているのが、よほど
嬉しいのかなぁ ? 不思議な気持ちです。
まだまだ書けば、きりがないくらい不思議なことが、一杯ある
岡山県ですが、このくらいにしておきます。