作成日:2024/07/05
広島県と岡山県及び残り3県を比べてみると
令和6年7月5日 金曜日
して、経審ナビを購入させていただきました。
早速令和6年3月までの最新データーを出力して、私なりに比較検討し
てみました。
広島県 3155社 岡山県 2652社 山口県 2028社 島
根県 1039社 鳥取県 932社 の平均を出してみました。
出力したデーターは、売上高・経常利益・自己資本・総資本(2年平均)
・Y点・自己資本額です。
そのうち、自己資本と自己資本額はほとんどかわりありませんから、今
回は自己資本のみ使用しております。
まず売上高の各県を比べてみました。
広島県 862百万 岡山県 525百万 山口県 493百万
島根県 499百万 鳥取県 433百万 となっており、広島県が
他の県に比べ、多くなっております。
次に経常利益を比べてみました。
広島県 44百万 岡山県 23百万 山口県 28百万 島
根県 28百万 鳥取県 23百万 と広島県が多くなっております。
特徴としては、岡山県と鳥取県を比べてみると、売上高では岡山県は5
25百万鳥取県は433百万と9千万円も多いのですが、経常利益では
ほとんど同額になっております。
次に自己資本について調べてみました。
広島県 477百万 岡山県 239百万 山口県 269百万
島根県 304百万 鳥取県 207百万 と広島県が多くなっており
ます。
特徴としては、岡山県が鳥取県に次いで低いのが目立ちます。
次に総資本について調べてみました。
広島県 909百万 岡山県 502百万 山口県 514百万
島根県 532百万 鳥取県 389百万 と広島県が多くなっており
ます。特徴としては、鳥取県が負債を削減して総資本を少なくしている
ようです。
逆に広島県は負債が多くても、出来るだけ贅沢な資金を持っていよう、
としているものと思われます。
次に Y点 を調べてみました。
広島県 749点 岡山県 761点 山口県 766点 島根
県 777点 鳥取県 775点 と広島県が低くなっております。
おそらく自己資本と総資本が大きいのが、影響していると考えられます。
私がみれるのは、広島県と岡山県との建設業許可に関しての違いから
くる、 「 大きな差 」 だけでしょう。他の3県についての許可行
政はわかりませんから、比べようがありません。
広島県では、売上高はできる限り上げるように、経常利益は多くなる
ように、自己資本は出来るだけ多くなるように指導しているようです。
逆に岡山県は、売り上げは広島県の6割でよい、経常利益は半分でよ
い、自己資本も広島県の半分でよい、と指導しているようです。
岡山県の建設業許可係さんは優秀な人たちが多いため、いろいろな工
夫と努力により、規制を多く増やして、広島県のように、売り上げも利
益も増やす努力などする必要がないようにしているようです。
このようなことを永年にわたり行っていると、生き残っていたらライ
バルとして、厳しい競争になるだろうなぁ、という事業所がいなくなり、
あんなのはまったく関係ない、という事業所が生き残り続けるものと思
われます。
悪貨が良貨を駆逐する、そのものになると思われます。