お知らせ
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作成日:2023/06/27
日本の仕事満足度  5 パーセント



 令和5年6月28日 水曜日

 最近インターネットを見ていて、日本人の仕事満足度の低さに愕きました。
 低いのはわかってはおりましたが、想像以上に低かったです。


最新の「グローバル就業環境調査」によると、日本人の「仕事満足度」はわずか5%で、世界最低だった。この要因はいったい、何か? 他国の結果と比較もしながら、賃上げだけでは済まない、日本企業に必要な改革について考える。(多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫)

日本の「仕事満足度」は5%の衝撃

 6月13日、米調査企業のギャラップは、最新の「グローバル就業環境調査」を公表した。それによると2022年、わが国で「仕事満足度」(ワークエンゲージメント)を感じる従業員の割合はわずか5%だった。調査対象の145カ国中、わが国はイタリアと並んで最低だ。

 企業業績が拡大すると、一般的には給料は増える。給料が増える企業が多い国では、ワークエンゲージメントは上昇しやすい。また、職場環境についても、新しい商品を出すなど活気のある職場では、働いている人の満足度は高くなる。

 反対に、経済が長期的に停滞し業績が伸び悩むと、賃金の下押し圧力も強まり満足感も得られにくい。だから、わが国の仕事満足度は低迷しやすいのだろう。

 ただ、最近は、国を挙げて賃上げに取り組んでいる。また、従来の雇用の在り方を見直し、実力に応じた人事・報酬制度を導入する企業も目に付く。もちろん、先行きは楽観できないが、そうした企業の増加は、仕事に対する満足度ややりがいの向上に寄与することが期待できる。

 

世界のワークエンゲージメントの現状

 ギャラップによると、22年は世界全体で仕事により高い満足を感じ、雇用、所得環境も改善したと感じる人が増えたという。09年は「仕事に満足感、やりがいがある」との回答率が12%だったのに対し、22年は23%だった。

 一方、22年は、「仕事にやりがいを感じない」との回答も18%あった。「指示された業務のみこなし、熱意も持っていない」は59%と高い。「業務への疲労感、ストレスを感じる」との回答も44%あった。

 雇用や所得に関して、「都市部や現在の居住地の周辺で、よい就業機会を見つけやすくなっている」との回答は、09年の29%から22年は53%に上昇した。その背景に、世界的に人手不足が深刻化していることがあるだろう。

 また、10に分けられた地域ごとに見ると、22年はインドなど南アジア地域の従業員の満足度が最も高かった。インドでは、前年から7ポイント上昇し33%に達した。次いで、北米(米国とカナダ)は前年から2ポイント低下したが、31%が仕事に満足していると回答した。

 

 反対に、満足度が最も低かったのは、欧州(13%)だ。第9位が中東および北アフリカ(15%)、第8位がわが国や中国を含む東アジア地域(17%)だった。いずれも、前年から横ばいだった。

 全体の傾向として、経済成長率が高い国では、仕事への前向きな評価が高まりやすい。中国からの生産拠点のシフトなどによって投資が増えているインドや、利上げにもかかわらず労働市場が底堅く推移する米国が代表例だ。

 業種別だと、IT先端分野で、より良い給与を手に入れ、やりがいを感じる人は増えているようだ。ただ、この分野では人工知能(AI)の利用増加などもあり、環境変化のスピードが加速している。そのため多忙やストレスを感じる従業員も増えている。それでも、転職機会の多さ、賃金増への期待は依然として強く、世界的に、前向きな気持ちで働こうとする人が増えている。

 
 記事の一部ですが、もう少し満足度を上げるように、全員が
努力する必要があると私は感じております。
 私のように年金暮らしで、そのうえ重い腎臓病を持っており
ますから、極端に業務を増やすことは出来ません。
 体調に影響がない業務だけ、増やしていくしか方法がありま
せん。
 世界にはいろんなことを、いろんな方法で調査する人がいる、
ということも知りました。

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