お知らせ
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作成日:2023/01/20
年金制度は、なぜ厚生年金と基礎年金に分かれているのか ?



令和5年1月20日 金曜日

 今日は日本の年金制度についと書いてみたいと思います。

 もちろん、私の考えがすべてではありませんので、私なりの
考えを書いて記録に残します。

 日本の年金制度は、個人事業主を中心とした 「 旧国民年金
」 現在の 「 基礎年金 」 と事業所が加入している 「 
厚生年金 」 のふたつになっています。
 国の制度として運営されているのは、この二つです。

 これをどう利用するかについては、個人の自由になっています。
 私は 「 メリット・デメリット 」 「 損・得 」 だけ
でなく、仕事による収入を得られないとか、土地・建物の賃料が
得られない人は、老後に必要なお金は、基本的には 「 年金 」
だけだと考えております。

 そういう意味では 「 年金制度 」 を知っておくというこ
とは、非常に大事なことと考えております。

 もっとも基本的に知っておかなければならないことは、二つの
年金はそれぞれ 「 独立 」 して、請求出来ると言うことで
す。
 この意味は、正式にもらえる年齢が違っているので、 「 そ
れを利用したらどうか ? 」 ということです。
 女性の場合は特に、厚生年金は基礎年金より早くもらうことが
出来ます。

 私の場合は60歳から 「 在職老齢年金 」 制度で 「
厚生年金 」 をもらい、年金法が改正となったことを利用して
「 70歳と半年 」 してから、 「 基礎年金 」 を請求
しました。

 当然本来の年金額を 「 1.46倍 」 した年金額となっ
ております。
 もともと本来納めるべき年金保険料を若いとき 「 怠ってい
た月 」 が多数ありましたから、基本的な年金額が少ないけれ
ど、 「 1.46倍 」 となったら、少しだけですが他の人
より多くなっております。

 厚生年金保険料を70歳まで支払っておりますから、これも6
0歳当時より増えております。

 私の場合は、厚生年金基金から年間 「 7800円 」 を
余分もらっておりますが、3つの年金全部を足しても 「 生活
費の一部 」にしかなりません。

 若いとき 「 低い賃金の厚生年金 」 と、支払っていない
月がある 「 基礎年金 」 の人は、特に老後が心配です。

 私のとった経験が、少しでもお役に立ちますよう願っておりま
す。
 若さを取り返すことは出来ませんが、なったものはしかたない
ので、出来る部分を工夫してもらえる 「 年金額 」 を増や
す。
 これが一番大事だと私は考えております。
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