令和4年3月2日 水曜日
今回話題にしたのは、会社が積み立てている 「 確定拠出
年金 」 です。
この 「 確定拠出年金 」 は、定年まで勤務している事
業所ですと、なんら大きな問題が発生するわけではありません
が、途中で退職してしまうと注意すべきことがあります。
厚生年金基金のように、退職してしまうと自動的に特定の機
関に移動してしまうのですが、 「 確定拠出年金 」 だけ
は自動移換に大きな問題を含んでいます。
今勤務している事業所が 「 確定拠出年金 」 の場合は、
退職から6ヶ月以内に手続きが必要となります。
また、過去 「 確定拠出年金 」 に加入していた事業所
に勤務していて、そのまま放置した人は、すぐに手続きをした
方が有利になる場合がほとんどです。
できる限り放置はなくすように努力しましょう。
現在この人数が100万人を超えた。ということです。
具体的には、 「 確定拠出年金 」 を退職後も放置してお
くと 「 国民年金基金 」 に自動移換されるのですが、その
とたんに 「 手数料 」 が自動で引かれてしまいます。その
うえ 「 利息は もらえません 」 ということは、ひとつも
増えないどころか、少なくなっていくようになります。
もちろん事業所がお金を出したわけですから、自分のお金でな
いため 「 無頓着 」 かもわかりませんが、将来もらえるお
金が減っていく現実を知っておく必要があると思います。
確定拠出年金制度に勤務されていた人は、出来るだけ早くどう
手続きをしたら良いか調べて、適切に対処してくださるようお願
いいたします。

作成日:2022/03/02
確定拠出年金の放置