お知らせ
お知らせ
作成日:2020/04/23
休業手当 か 失業給付 か  私なりの意見



 令和2年4月23日 木曜日

 休業手当 か 失業給付 か、どちらかを選択しなければ
ならなくなったとき、経営者として、どちらを選択するか 
? 参考になればと考え、書き込みします。

 失業給付は6ヶ月平均給与の60パーセント以上ですが、
最高額は1日8330円ですから、1ヶ月30日とした
場合には、249900円です。
 これから通常は、建康保険・国民年金・住民税を引いた額が
手取りとなります。

 これに対して休業手当は、通常60パーセント支払うように
義務づけされていますから、 「 最低限 の 生活 」 が
出来ると考える人が多いかと思いますが、法律が規定している
60パーセントは、3ヶ月を平均して60パーセントではあり
ません。

 あくまで3ヶ月間の総額を総日数で割り、それの60パーセ
ントで、しかも本来働く予定日だけしか支払われません。
 通常私のお客さんでは月23日です。
 8時間労働制で週休2日の場合には、最高で21日分くらいです。

  1月の日数が30日とした場合には、3ヶ月の総支給額÷90
×0.6×21日です。
 月給が30万円の場合で言うと、30万円×3ヶ月÷90日×0.
6×21日です。通常計算すると12万6千円となります。
 これから社会保険料プラス雇用保険料プラス住民税を引いた残り
が手取りとなります。
 これを計算して、実際の手取額は、7万5千円前後になってしま
す。
 
  あくまで、私なりの計算なので実際はちょっと違った額になるか
と思いますが、そんなに大きく増えたり減ったりしないと思います。
 しかも、社会保険料が変わるのは通常支払った月の3ヶ月後です
から、実際は給料が翌月払いの会社は、5ヶ月後からです。
 4ヶ月間は、高い社会保険料に悩まされ続けます。

 これらを考えると 「 休業手当 」 より 「 失業給付 」

 かな ?

 これはあくまで、神田個人の考えです。
お問合せ
神田勉社会保険労務士事務所
〒721-0975
福山市西深津町5丁目23番40号
TEL:084-921-8740
FAX:084-921-8747
メールでのお問合せ