作成日:2018/03/20
3パーセントの賃上げ ? 出来る環境にして欲しい
平成30年3月20日 火曜日
テレビ・新聞などで、日本政府が大企業に
「 3パーセントの賃上げ 」 を求めた、なんて言っており、
それに有名な大企業は 「 わが社は ○○○○ 」 と、誇らしげ
に、報告しています。
労働組合の要求に対して 「 満額以上の回答 」 なんで ?
出来るところだけ 「 日が当たり 」 出来ないところは
「 置き去り 」 これって本当にそれでいいのだろうか ?
私は福山市に事務所があるので、まだまだ環境がひどい状況にない
ため、生き続けるには、そんなに苦労することはないだろう ? と
自分では考えております。
ところが、私のお客さんの地域では 「 高齢化・人口減 」という
厳しい経営環境の中で、生き続けなければならない、という状況にあり
ます。
世界中を自由に移動して、業務に励めば ? なんて気楽なことを言う
人もいるかと思いますが、建設業では、それが出来ないことを法律で定め
ています。
専任技術者といって 「 原則、現場に出られない 」 技術者を置かな
ければ、 「 許可の取り消し 」 です。
「 世界に向けて 出て行こう 」 とすると、日本国内での業務が出来
なくなる、これでは、誰も中小企業では出ることが出来ません。
国内をすべて捨てて 「 海外で勝負しろ 」 は、単に
「 負けて廃業しろ 」 と、言っているのと同じです。
建設業以外でも 「 インターネット 」 で商売するにも 「 通信回
線が 光でない 」 こんなところが、全国いたるところにあります。
私の自宅は 「 ADSL 」です。光回線がありません。
人口減少・高齢化など、厳しい現実に、さらに追い打ちをかけるいろいろ
な規制、利用者が少ないという理由でもって、環境整備をしない、これでは
「 そのまま 死ね 」 と言っているのと同じです。
60歳定年を、 「 法律でもって65歳まで継続雇用 」
60歳で定年だから、せめて最後は 「 少し給料を上げて喜んでもらおう
」 としたら、さらに5年の延長制度を強制的に法律で定め おまけに
裁判所は
「 業務が同じ場合は 同じ賃金で 」 という判決をだす始末。
労働者に 「 喜んでもらおう とした行為を 逆手にとり 」 出来
るのだから 「 やれ 」 では誰も政府を信用しません。
こんなのが一杯あるのが 「 現在の日本 」 です。
だからといって 「 野党が政権をになうと・・・・・」
結果はご承知のとおりです。
こういう状況下で 「 3パーセントの賃上げ ? 」
廃業目指すなら 「 どうぞ お好きに 」 が、神田事務所の答えです。
お客さんには 「 生き続けようね 」 と言っております。
現在の若者には気の毒に思いますが 「 技術・技能・資格・経験 」 を
磨いて、自分の価値を高める、これしか 「 確実に賃金が上昇 」 する
方法がないよ、と警告か、注意か、私にはわかりませんが、伝えたいことです。
昔のように 「 自然に給与が上がっていく 」 は、一部の大企
業と官公庁くらいかなぁ ?
せめて全国の中小企業の 「 半分でいいので 」 安心して賃上
げが出来る環境にして欲しい ?
これが私の願いかなぁ ?