作成日:2014/06/22
増資は、経営分析Y点・経審P点に役立つか ?
平成26年6月22日 日曜日
建設業の経営分析Y点・経営審査P点について、増資との関係を
ふれてみたいと思います。
今回ふれるのは、建設業許可で 「 特定建設業許可 」 を取得
したいということで、増資を行った会社です。
目的はあくまで 「 特定建設業 」 です。
経営分析Y点は、増資をした場合としなかった場合では、どちらも
1000点以上ありますが、増資をした場合の方が12点良かったで
す。
あくまでシミュレーションでの話しですが、結果は増資をした方が
良かったです。
業種により多少の違いはありましたが、経営審査P点で3点良か
ったです。
まだ、結果が出ておりませんから、あくまで神田事務所で行ってい
るシミュレーションのことです。
経営分析は、神田事務所のシミュレーションどおりになっておりま
すから、経営審査P点も違わないと思います。
今回増資を行ったのは、Y点P点対策ではありませんでしたが、ま
ったく考えなかったのか ? と言えば、当然入札参加ランクを考え
て、増資のタイミングをベストの時期にしたのです。
増資などは、簡単にできることではありませんから、最も自社に有
利な時期に、タイミング良く行うことが求められています。
こういう、 「 増資など、いつでもすれば良い 」 と単純に考えて
増資するのと、今回のように、時期をしっかり見極めて行う、のとで
は、同じ金額を増資するにしても、効果が大きく違ってきます。
増資に限らず、 「 固定資産の購入 」 なども、いまだに 「 税
金対策 」 が主流ですが、これらも 「 自社にとって一番有利な時
期は ? 」 と、真剣に考えて実行すれば、 「 経審P点結果 」
も、 「 入札ランク 」 も、自分の会社が有利なように、導けると思
います。
「 そのときだけ なんとかなりゃー ? 」 は、だんだん衰退に近
づく恐れが大きいと私は考えおります。