作成日:2017/11/15
金持ち会社が良いか ? 貧乏会社が良いか ?
平成29年11月15日 水曜日
最近私はよくお客さんに 「 金持ち会社が良いですか?
貧乏会社が良いですか ? 」 と質問させていただいております。
私はお客さんが望む方に行くようにアドバイスするためです。
私個人の考えは 「 運転資金は 自己資金 」 「 設備投資は
借入金でもしかたないよ 」 と基本的には、考えております。
もちろん、私の考えを、無理矢理押し通す気持ちはさらさらない
ですが、どちらかというと運転資金を 「 借入金 」 に頼ってい
る会社よりは 「 自己資金 」 の会社の方が、すべての点にお
いて有利に働いている感じがしております。
もちろん、すべての必要な資金を 「 自己資金 」 という会社も
ありますが、そこまで贅沢をする必要はないというのが私の考え
です。
私がお客さんにアドバイスしていることに、会社が自己資金を充
実させる方法は、2つしかないということです。
ひとつは 増資を繰り返して、資本金を上げる。
もうひとつの方法は 「 利益を上げて、税金を払った残りを積み
立てる。 」
これ以外には、会社がお金持ちになる方法はありません。
あなたは 「 どちらを選びますか ? 」 もちろん理由があって
両方を一度に行う会社もありますが、通常は 「 どちらかを選ん
でもらいます 」
人にもよりますが 「 お金持ち会社になるのを 極端に嫌う 」
という人もおりますが、それ以外の人は 「 税金を払った残りを
積み立てる 」 を、選ぶはずなんですが、どういうわけか、その
ようにならないのが、私には理由がわかりません。
最近の話しですが、 「 消費税が増えた 」 と、さかんに言われ
たので、 「 なんで ? 」 と質問しました。
売上高が前年と変わらなければ、 「 税務署に支払う消費税が
増えた 」 ということは、逆に 「 材料費・外注費・設備投資など
が減った 」 ということです。
材料費などを、108%支払わなければ、税務署に支払う8%の消
費税が減りません。
100%余分に払わなければ、減らないものが増えたということは、
その分だけ利益が増えた、それだけ資金繰りが楽になった、という
ことです。
消費税の仕組みは 「 もらった消費税は 税務署 か それ以
外の所か 」 どちらかに支払う、というようになっております。
こんな単純なことが、 「 どうして 理解 してもらえないのだろう
? 」 儲かる方が良いか ? 儲からない方がよいか ? 選択
権は経営者にあります。
お金持ち会社にしよう、としたなら、簡単ですね。
売上高が増えるように努力し、なおかつ 「 税務署に より 多く
の消費税を 支払う 」 これを実行すれば、会社はお金持ちになり
ます。
逆に 貧乏会社にしよう、としたなら、これも簡単ですね。
売上高を少なくするように努力をし、さらに 「 税務署に支払う
消費税を より少なくする 」
税務署に支払う 「 消費税 」 でもって、どちらになるか決まり
ます。
これを読んだ、あなたなら 「 どちらを選びますか ? 」
私は、税務署のまわしものではありませんし、税理士でもありま
せん。
私のお客さんの多くは、自己資本が少ない 「 小規模・零細企
業 」 です。
少しでもお金持ちになってもらい、長くおつきあいをしたいだけ
です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。