作成日:2012/10/19
問題社員を入社させない方法 ?
平成24年10月19日 金曜日
事業経営で一番問題になるのは、資金と人材だと思います。
このうち、人材をいかに良くしていくかは経営の根幹になります。
すなわち入社する前の段階で、問題社員になりやすいか ? なりにくいか ?
ある程度判断出来れば、それにこしたことはないと私は考えております。
えてして問題社員が入社しやすいのは 「 誰も声がかからないので、忙しいか
ら、つい入れてしまった 」 という状況で起こりやすいのですが、こういう状況下に
あろうとも、問題社員がいったん入社してしまうと、なかなか思うように 「 解雇 」
ができないため、ほかの従業員さんに大変迷惑になります。
そこで、問題社員となりやすいのは 「 どういう人がなりやすいか ? 」 が、わ
かれば、それを除けば大丈夫なはずです。
私の経験で言いますと、雇用保険の離職理由で見る方法もひとつあります。
雇用保険被保険者資格喪失確認通知書(被保険者通知用)を持ってきてもらい、
これの右側にあります 「 喪失原因 」 が 「 3 」 事業主の都合による離職
となっている場合は、 「 要注意 」 です。
喪失原因が 「 2 」 1.3 以外の離職 の場合は、問題を起こす確率が低い
ので入社させても、教育さえしっかりしていけば、成長して事業所を安定させる可
能性が高いです。
過去勤務していた事業所で、 「 喪失原因 」 で 「 3 」 がある人は、採用を
控えるようにした方が、ベターだと思います。
もちろんいろいろいなケースがありますから、これがすべてではありませんが、事
業主が簡単に見分ける方法として、知っているのと、知らないまま採用して問題を
起こされるのとでは、大きな違いがあります。
また入社させたとしても、最初から 「 問題を起こす可能性が高い 」 というリス
クを考えて仕事を与えますから、すぐに適切な対処がしやすいです。
就業規則の採用条件に 「 事業主による解雇の経験がないこと 」 と、入れてあ
る事業所もありますが、そういうことをするより、雇用保険の番号は絶対に採用時に
必用となりますから、これを利用する方法もあります。
これが利用できない人は、新規学卒を除けば、ほとんどいないはずです。
その他では 「 就職は久しぶり 」 という主婦がほとんどを占めるはずです。
雇用保険は、少なくとも7年間は記録が残る仕組みになっておりますから、過去7年
間は本人なら、調べられるはずです。
本人がなくしている場合は、ハローワークに本人から連絡させて再発行をお願いす
れば、手に入れることが出来ます。
ほんのちょっとした必要不可欠な物を利用する方法が、一番問題になりにくいと思い
ます。